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226

f0009439_21171472.jpg此処は新宿に程近い、閑静な住宅街の中にある小劇場「中野ザ・ポケット」。
此処に劇団弾丸MAMAERのデマゴギー226を観に行ってまいりました。

タイトルの通り元ネタはかの昭和11年2月26日の雪降る東京で起きた、陸軍青年将校の決起事件「226事件」です。
ストーリーは、実は首相にソックリさんの秘書官を殺して首相を殺したと勘違いした決起部隊と、実は隠密に生きていた首相と、その首相を官邸の女中部屋の押入れに必死で匿う女中と、実は首相救出の為に乗り込んできた憲兵達の、誰を信じていいのか判らない探り合いから来るデマが飛び交う
視点を変えた喜劇仕立ての展開となっています。
喜劇とは言っても、開演早々に展開する226事件の襲撃シーンは映画やTVドラマでは味わえない、生の演技の生の迫力があって、のっけから舞台上に釘付けでした。

f0009439_21372024.jpgこの手の映画では「226」や「男たちの大和」など、戦争を扱った映画は一杯ありますが、「戦争の現実を伝える」と言う割にはちゃっかりイケメン俳優を据えてヒロイックに作っちゃう事が多いのと、それを見る視点が常に同じで、娯楽作品としては兎も角、愚かな歴史を後世に伝えるには全くもって力不足だと思っています。
今回のこの作品は決して決起部隊を英雄視する事も、蔑視する事も無く、怒りと狂気に満ち溢れた極限状態でも人違いを起こしてしまう実話を元にしています(この話はほぼ実話)
少なくとも、救出に来た憲兵や、隠れている首相や、それを匿う女中をメインに据えるなんて、日本映画ではやらんでしょうね。
その視点を変える事で、決起部隊の一兵士の抱える苦悩と首相の抱える苦悩のギャップや、決起部隊にほだされて、救出に来たはずが首相は生きているとバラしてしまう憲兵など、この事件の事実や滑稽さを丁寧に表現していました。
そんな脚本も素晴らしかったですが、出ている俳優さん達が皆さん素晴らしかった。
実は真面目なストーリーでありながらコメディでもある緩急のある話を演じるのは凄い事だと思います。
てゆーか、あー言う表現手段を持つ人ってちょっと羨ましいですよね。

上演時間は2時間ちょっとですが、舞台にぐいぐい引き込まれてあっという間の時間でした。
ホント面白いです、この作品。
う~ん、もう2、3回観たいなぁ・・・
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by hiro-kousaka | 2009-04-19 22:20 | 舞台演劇
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