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罪に対する罰

 「彼女はひそかに良心の声に従い、
      血を踏み越える権利を自分に与えた」

と、言うわけで、「贋作・罪と罰」を東急Bunkamuraシアターコクーン
観に行ってまいりました。

シアターコクーンは約2年ぶり。
ナゼかこの場所に来ると「戻ってきた」と安心感を感じてしまうのは
この劇場へ足を運ぶ回数が一番多いからでしょうか?
まあ、色々と思い出も多い場所なんだけど。

でもって「贋作・罪と罰」。
ストーリーは上記リンク先に詳しく出ていますが
自分の思想に従い、人を殺してしまう三条 英(さんじょうはなぶさ)を
松たか子が好演していました。
他の共演者は全体的にコメディタッチな演技をしているのに対して
松たか子演じる三条 英だけは終始口元を緩める事無く
険しい表情で演じ続けなければならないのは、並大抵の事では無いと思います。
その対比が、序々に追い詰められ発狂寸前まで行く英の存在に深みを出していました。
う~ん、やっぱ松たか子は舞台の人なんだな~とつくづく感心。

 「理想に生きて、思想に殺されるなんて馬鹿馬鹿しいわ」

野田秀樹の演出はどちらかというと「お笑い」に振っていましたが
「人間の贖罪」という重いテーマは十分に表現されていたと思います。
その詳細をここで書くには大変な容量を必要としそうなので書きませんが
ハッピーエンドで終わりそうで、実はそうではなかったと言うか
まあ「その罪」に対する「罰」は必ずあるって事ですね。
しかも、その「罰」を三条 英が知る前に幕が降りてしまい
観客がその後の三条 英を想像すると泣けてしまうのは演出の勝利でしょうね。

でも、役者としての野田秀樹は台詞が聞き辛いかも・・・^^;

その他雑感。
舞台、近かったです、とても。
役者さんの表情がよく見えるどころか、唾が飛んでるのまでよく見えました^^;
今回の席は舞台背面に特設された席で、舞台を挟んで観客が対面する形になっています。
「あ~中島みゆき夜会もこんな眺めの中で演じられているんだな」
と、感じられたのは結構な収穫でした。
なにせ普段は関係者以外立ち入り禁止区域ですから。

その他、段田安則はやはり演技が上手いなぁ

とか

松たか子、前回「コーカサスの白墨の輪」で観た時よりも痩せてるな~、大丈夫かいな?

とか
書きたい事は一杯あるんですが、中々この手の感想文は難しいですね。
まあ、実際に観ていただくのが一番かと。
ワタシはこの作品、お金払ってでも観るだけの価値は十分あると思います。

それにしても、帰りは今日の大雨に見事にやられました。
せっかくの渋谷なので「パーラー西村」でモンブランパフェと苺とバナナとグレープフルーツのジュース飲んでやり過ごすも、雨脚弱まらず・・・
せっかくおごってもらったパンフレットもビショビショになってしまったっす(涙
久々のイベントだったのに・・・

さて、お次は中島みゆき「夜会・24時着0時発」ですよ。
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by hiro-kousaka | 2006-01-14 22:15 | 舞台演劇
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